セコムとアルソックを徹底比較!料金プランやサービスの違いは?

ホームセキュリティはサービスを提供する会社ごとにそれぞれ特徴があり、目的にあった会社を選択しないと効率的な防犯対策が出来ない可能性が出てきます。

ここではセキュリティ会社の大手、セコムとアルソックに注目。

料金やサービスなどについて、それぞれのメリット、デメリットを比較し違いを解説していきます。

セコムを選ぶメリット

セコムを選ぶメリットとしてまず挙げられるのが、駆けつけ拠点数の多さです。

セコムは全国に約2,800もの駆けつけ拠点を保持しており、これは業界の中でもトップクラスの多さといえます。

駆けつけ拠点が多いということは、何か起きた時に駆けつけてくれるまでの時間が早いということです。

緊急時の素早い対応が期待できるため、安心して警備を任せやすいという特徴があります。

 

あと、これはセキュリティ会社側の都合となりますが、複数同時に警備員の出動があったような場合でも、別の駆けつけ拠点から警備員を出動させられるため、緊急時のより確実、迅速な対応が期待できます。

 

またセコムの特徴として、被害が防げなかった際の、補償金の高さが挙げられます。

例としては、盗難被害が発生した場合、現金・貴金属は50万円まで、家財道具については200万円までの補償金が出ます。

また火災などの災害が発生した際も、見舞金として100万円まで受け取ることが可能です。

 

たとえホームセキュリティ会社に警備を依頼したとしても、犯罪被害や災害を100%防ぐことはできません。

そうした際に、しっかり補償金を受け取れるのは、セコムを選ぶ大きなメリットといえます。

セコムのデメリット

セコムのデメリットとして上げられるのが、利用料金がどうしても高くなりがちなところです。

基本的にセコムには、NEOとスマートNEOの、二つの料金プランしか用意されていません。

そのため状況に応じた細かなプランを立てるということがしにくく、たとえば集合住宅や小さな戸建でも、やや過剰ともいえるプランを選択せざるを得ないことがあります。

その分、全体的なセキュリティ効果は高いといえますが、出来るだけコストを抑えてセキュリティ対策をしたい人は、その点を注意しておく必要があります。

アルソックを選ぶメリット

アルソックを選ぶメリットとして挙げられるのが、料金プランの豊富さです。

アルソックには、セコムのNEOとスマートNEOに相当する、Premium、Basicプランのほか、アパート・マンションプランやみまわりサポートなど、様々な料金プランが用意されています。

そのため住居や家庭状況に応じて、金銭効率の良いセキュリティ対策を行いやすくなっています。

 

また、多くのセキュリティ会社に必要なサービス導入時の保証も基本的に無料となっています。

状況に応じて、導入する機器の数なども調整できるため、必要最小限の出費でセキュリティ対策を始めることが可能です。

 

また、適切な料金プランや機器の数については見積もり時点で教えてもらえるため、契約にするに当たって、セキュリティの予備知識などもほとんど要りません。

 

さらに、アルソック独自の料金プランとして特筆すべきものに、ゼロスタートと呼ばれるプランがあります。

これは月額料金を支払うだけでホームセキュリティが導入できるサービスで、初期費用、機器の購入といったコストが一切かからないため、非常にお手軽にセキュリティ対策を始めることができます。

アルソックのデメリット

アルソックのデメリットとして挙げられるのが、被害が発生した際の補償金の少なさです。

アルソックの補償金は被害の内容に関わらず一律10万円と設定されており、さらにBasicかPremiumのプランでしか受け取ることができません。

万が一の事態が発生した際の補償を重視するなら、その点をよく留意して契約する必要があります。

 

また、駆けつけ拠点数がセコムに比較して少ない(約2,400拠点)のもアルソックのデメリットです。

警備業法の決まりによって「通報から25分以内に到着できる拠点」は確保されていますが、より迅速な対応を求めるなら、気を付けておく必要があるでしょう。

 

セコムとアルソックの比較表

緊急発進拠点数

警備会社 セコム(SECOM) アルソック(ALSOK
緊急発進拠点数 2,800ヵ所 2,400ヵ所

 

レンタルプラン料金

警備会社 セコム(SECOM) アルソック(ALSOK)
戸建て4LDK 月額料金:7,200円

工事費:58,000円

保証金:20,000円

月額料金:6,870円

工事費:53,000円

保証金:なし

マンション・アパート2LDK  月額料金:4,500円

工事費:43,000円

保証金:20,000円

月額料金:5,230円

工事費:32,000円

保証金:なし

※全て税抜き価格です。※保証金は非課税

買い取りプラン料金

警備会社 セコム(SECOM) アルソック(ALSOK)
戸建て4LDK 月額料金:4,600円

工事費:なし

機器代:375,700円

月額料金:3,500円

工事費:53,000円

機器代:194,600円

マンション・アパート2LDK  月額料金:3,100円

工事費:なし

機器代:158,100円

月額料金:3,000円

工事費:32,000円

機器代:128,600円

 

ゼロスタートプラン

警備会社 セコム(SECOM) アルソック(ALSOK)
戸建て4LDK なし 月額料金:7,760円

工事費:0円

機器代:0円

マンション・アパート2LDK なし 月額料金:5,770円

工事費:0円

機器代:0円

 

補償内容

警備会社 セコム(SECOM) アルソック(ALSOK)
盗難被害 現金・貴金属:50万円まで

家財道具:200万円まで

一律10万円
災害見舞金 100万円まで 一律10万円

 

セコムとアルソック、どちらを選べば良い?

スマートNEOとBasic、NEOとPremiumといった同レベル帯のプランについては、サービス内容、料金共に、二社ともそこまで大きな違いはありません(ややセコムの方が高め)。

駆けつけ拠点の多さ、何か起きた時の補償金を考えると、ややセコム側が優れているといえるでしょう。

 

全国の空き巣による被害額を調べると20万以上はざらで、貴金属も含め100万以上の被害に遭われる方も少なくありません。

特に一戸建てに住んでいる場合はマンションに比べ空き巣被害が半数以上も多いのが現状です。

 

なので一戸建てにお住まいで多額の現金や高価な貴金属などを自宅で保管している場合には万が一を考えると補償が高いセコムの方がおすすめです。

逆にマンション住まいであまり自宅に高価な物がない場合にはアルソックで十分カバーできるといえます。

 

その一方で、状況に応じたプランのカスタマイズ性は、アルソックに軍配が上がります。

住居に応じて適切な強度の警備を行えるため、費用対効果に非常に優れています。

 

例えば旅行や仕事などで長期不在になることが多い場合には、自宅を見回ってくれたり、郵便物を回収し不在を知られないようにする「るすたくサービス」もオプションで追加可能で便利です。

あとは単純に初期費用を抑えたい場合に、気軽に始められ気軽に止められるゼロスタートプランは、とりあえずセキュリティ対策を行いたい人にとって、打ってつけのプランといえます。

 

どちらを選んだら良いのか分からない場合は、セキュリティについて自分が何を重視しているのか、整理することが大切です

 

まとめると「緊急時の迅速な対応を求める人や「被害が発生した際の補償金を重視する人」ならセコム。

「集合住宅、小さな戸建などに住んでいる人」や「状況に応じてプランをカスタマイズしたい人」はアルソックと契約するのがおすすめといえるでしょう。

 

ただどちらを選ぶにしても、ホームセキュリティを導入すれば万事OKというわけではありません。

日頃から防犯意識を高め、ホームセキュリティを軸にさらにできる範囲で防犯対策をするように心がけましょう!

 

どちらと契約するかは、両社に見積もりを出してもらってから決定しよう

セキュリティ対策にかかる料金は、サービスの契約期間や、機器をレンタルするか、買い取るかなどでも細かく変わります。

どちらと契約すれば良いのか分からないような場合は、この記事の内容を念頭に置いて、まずは両社から見積もりを出してもらいましょう。

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