防災の基礎知識|備蓄しておくべき防災グッズや対策のポイントを紹介

  • 2020年12月21日
  • 防災
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もしも災害が起きたら、生活を続けていけるのかと不安になりますね。

しかし、防災グッズなどの備えをしなければと思っても、何をどう用意すればいいのか戸惑うことも多いかもしれません。

 

そこで、災害後の生活に備えるための考え方をご紹介します。

どうやって乗り切る?ライフラインが失われたとき

誰にとっても、突然の自然災害は怖いものです。

 

まずは、災害発生時に自分の身の安全を守ることが最優先ですが、その後どのようにして生活をしていくかということは、なかなか想像しにくいのではないでしょうか。

災害の後の生活で困ることといえば、停電や断水など、普段のライフラインが断たれてしまうことです。

電気がなければ照明やテレビ、エアコンや冷蔵庫を使うことができません。

情報源も失ってしまうかもしれません。

水道から水が出なくなると、洗濯や入浴はもちろんのこと、歯みがきも難しくなります。

 

避難所であれば発電機や給水車による供給を受けることもできますが、場合によっては自宅にとどまって避難生活を送らなければならない場合もあります。

こういった非常事態を自宅で乗り切るためには、どのような備えが必要なのでしょうか。

 

大規模な災害では、数日から数週間もの間、停電が長引くことがあります。

特に、暑い季節であれば、エアコンが使えないことによる熱中症など、2次被害が心配されます。

 

そこで、家庭用の蓄電池や発電機を備蓄しておくというのも一案です。

これでエアコンを稼働させられれば、暑い時期でも自宅で避難生活を送ることが可能になります。

 

また、水道管の破損による断水も、短時間では復旧できないことが多いです。

日頃から飲料水を自宅に備蓄しておくことが必要です。

 

少なくとも家族が飲める分だけの水が自宅にあれば、洗濯などの生活用水は給水車までもらいに行くことも可能になります。

日頃から備える!非常時のための食料品

災害の後は、交通への影響が大きければ、それだけ物流も不安定になります。

特に、食べ物が手に入りにくいとなると、誰もが不安になるものです。

 

もしも災害が起こったとき、その後数日間は家から出なくても生活できるよう、日頃から食料品を自宅に備蓄しておくことは大切です。

非常用の食料品も多く販売されています。

缶詰に入ったパンやお菓子など、栄養価が高く、数年間保存がきく食品もあるので、そういった非常用食品を購入しておくのもいいでしょう。

しかし、災害用に特別な商品を買っておくというのはなかなかハードルが高いという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

普段は食べないようなものだと、いくら災害用とはいえ、買う気になれないこともあるかもしれません。

 

また、普段から食べ慣れていないものを災害時に食べようとしても、体が受け付けないこともあり得ます。

その点から言うと、日頃の生活の延長として災害用の備えを考えておくことをおすすめします。

 

例えば、普段食べているお米を常に1袋多く用意しておけば、災害時に買いに行けなくなっても、しばらくは普段と同じご飯を食べることができます。

日頃は、未開封のものがなくなったら次のお米を買うなど、備えを絶やさないためのマイルールを決めておくとよいでしょう。

忘れがちだけど一番大切!トイレの備え

災害への備えというと、どうしてもまず食料や水の心配をしてしまいがちですが、実はトイレの備えが大切です。

 

被災して数時間の間なら、水や食べ物がなくても耐えられるかもしれませんが、数時間であってもトイレに行けないということは困ります。

災害時には、下水管が破損するなどして、トイレの水が流せなくなることがあるのです。

水が流せないと、トイレは不潔になってしまい、使えません。

 

そこで、水を使わなくても済む災害用トイレを備蓄しておくことをおすすめします。

たとえ自宅のトイレが壊れていても、便器にビニール袋をかぶせて使い、排せつしたものに凝固剤を入れて固めておくことができるという商品が販売されています。

 

下水道の復旧にも時間がかかるので、家族全員が1週間トイレを使用する回数分くらいの災害用トイレを備えておくと安心です。

慣れたもので備えよう!災害への備え方

災害のための備蓄というと、何か特別な防災グッズを買いそろえなければならないような気がしてしまいますね。

しかし、災害が起きたとしても、生活していくのは自分自身です。

すなわち、自分が今している生活を続けていけるようにする、という視点で考えるとよいでしょう。

 

例えば、災害時のためにと発電機を買っておいても、普段使い慣れていなければ、正しく使えないかもしれません。

それなら、普段使っている車を発電機の代わりとして備えておくこともできます。

車のガソリンを常に一定以上入れておけば、非常時にはエアコンやラジオが使える部屋になります。

 

また、車の中で携帯電話やスマホの充電をすることも可能です。

日頃から、ガソリンがメーターの半分になったら満タンにするといったマイルールを決めておくといいでしょう。

防災対策のヒントは?日頃の生活を振り返ろう

災害が起きた後は、電気や水道、食料、それからトイレといったライフラインを確保することが課題になります。

専用の防災グッズを買っておくこともいいですが、自分が普段使っているものや食べているものを生かした備えを考えておくこともおすすめです。

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